味覚 vs. 風味

大人気の福袋!販売は12月22日(日)まで

 

コーヒーでも大切な風味

福袋の売れ行きが予想外に多く、発送お時間をいただいております。

お待たせして申し訳ございません。

必ずお届けしますので、もう少々お待ちください。

さて、先日カッピングセミナーに参加して興味深い話を聞きました。

人間は物を食べる味わう時に、風味味わいどちらを多く感じているのか?

聞く所、味わい細胞の数より風味を感じる細胞の数が1万倍とか?

人間が食べ物を「味わう」時に、実際には「風味」が大きな役割を果たしています。

味覚 vs. 風味

 

1.味覚(味わい)

味覚味蕾で感じる感覚で、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味五基本味分類されます。

味覚を感じる味蕾の数は成人で約5,000〜10,000程度です。

 

2.風味

風味味覚に加えて、嗅覚(鼻で感じる香り)や食感温度などが複雑に絡み合った感覚です。

特に嗅覚は、鼻腔内嗅覚受容体で感じ取る分子が多いため、感じられる種類膨大です。

嗅覚受容体の数は約1,000種類あり、それによって感じられる「香り」のバリエーション数百万とも言われています。

風味が優位な理由

風味を感じる嗅覚細胞味覚細胞1万倍多いという話は非常に興味深いですが、科学的にも支持される可能性があります。以下の理由があります:

1.香りの複雑さ

香りは食べ物の特徴直接反映します。

例えば、コーヒーを飲むとき、味覚だけではなく香りから「この豆はナッツ系だ」「フローラルだ」といった情報を感じます。

2.脳への影響

嗅覚情動記憶司る部分(扁桃体海馬)と強く結びついており、香り食体験における感情的満足感を大きく左右します。

3.味覚は限定的

五基本味は比較的単純な感覚ですが、香りは「複雑な組み合わせ」を感じ取ることができます。

そのため、風味全体印象を作るうえで、嗅覚寄与度大きいのです。

実体験で確認

例えば、鼻をつまんで食べ物を食べると、味覚は感じても風味がほとんど失われることを試した人は多いでしょう。

この実験でも、嗅覚の重要性が実感できるはずです。

結論 

風味を感じる細胞味わい細胞より圧倒的に多いのは、科学的にも理にかなっています。

人間は「食べる」という行為において、味覚よりも嗅覚を含む風味全体楽しんでいると言えます。

それが食体験豊かさを生み出しているのでしょう。

コーヒー風味があっての味わいだと思います。

今日は意識して香り風味を感じながら味わってみてください。

良い1日をお過ごしください。

 


ヴォアラ珈琲 霧島国分本店
〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央5-3-17

https://www.umaicoffee.jp/

ヴォアラ珈琲 焙煎人 井ノ上 達也

焙煎人 井ノ上 達也