ウォーターアクティビティとは!?
冬本番、温かいコーヒーが手放せない季節になりましたね。
今日も美味しい一杯を目指して、私が大切にしている「ウォーターアクティビティ(水分活性値)」についてお話します。
ウォーターアクティビティ(水分活性値)とは?
「ウォーターアクティビティ(Water Activity, Aw)」は、食品中の水分がどれだけ自由に動けるかを示す数値です。
コーヒー豆にとって、この数値がどう重要かと言うと…
1.カビや劣化のリスク管理
自由に動ける水分が多いと、微生物やカビが繁殖しやすくなります。それはつまり、コーヒー豆の劣化リスクが高まるということ。
2.鮮度と味わいの維持
適切な水分活性値を管理することで、豆の味わいが安定し、いつでも「ベストな一杯」を楽しめます!
「水分値」と「水分活性値」の違い
ここで一つ混同しやすいのが「水分値(含水率)」との違いです。
•水分値 : 食品全体の中にどれだけの水分が含まれているかを示す割合。
•水分活性値 : その水分がどれだけ自由に動けるかを示す指標。
たとえば、同じ含水率でも水分活性値が高いと、カビや微生物が活発に繁殖しやすくなるんです。
私の工夫:コーヒー豆を守るために
コーヒー豆の劣化を防ぐ鍵は「温度」と「湿度」の管理です。
これらが急激に変化すると、水分が不安定になり、味わいや鮮度に影響が出ます。
私が特に気をつけているのは次の2つ:
•バキュームパックの使用
コーヒー生豆をバキューム(真空)パックで保存し、外部からの湿気や温度変化を遮断しています。
•バキュームパック使い切り焙煎
開封後は残さずに焙煎する「使い切り」を徹底し、常に新鮮な豆をお届けしています。
測定機器のこだわり
水分活性値の管理に欠かせないのが、測定機器の「キャリブレーション(校正)」。
測定精度がずれると、正確な品質管理ができません。
定期的に校正することで、信頼性の高い管理を実現しています。
さらに、この取り組みをSNSやホームページで発信し、「品質への妥協なき姿勢」をお客様や生産地にもお伝えしています。
すべては最高の一杯のために
些細に見える手間こそが、コーヒー全体の品質を大きく向上させます。
ヴォアラ珈琲がお届けする、ただのコーヒー豆ではない“最高の一杯”をどうぞ。
今日も良い1日をお過ごしください。