賛否両論 !? ドリップバッグの形状
皆さんこんにちは。
今日は大人気のドリップバッグの話を少しします。
いつでもどこでもすぐ入れられて便利ですよね。
このドリップバッグの形状には色々あるんです。
ヴォアラ珈琲では2012年頃からX型と言われる形状のもので販売をスタートしました。
上を破り、横にパッと開いてカップにセットするシンプルな作りです。
2点で支えます。
↑ X型 のドリップバッグ
ところが2021年のある日、巷でVFR型というのを知り、これからはVFR型が主流になってくると直感で思いました。
VFR型とは3点でカップにセットするタイプでより安定感があります。
↑VFR型のドリップバッグ
私は直感を割と重視し、新しいもの好きで、失敗しても試してみたいタイプなので、早速VFR型に変更したいと思いました。
スタッフからはシンプルなX型の今のままの方がいいんじゃないかと、結構反対がありました。
それでも、やってみないとわからない。やってみてダメだったら戻そう。と言って押し切りました。
スタッフからは若干白い目で見られながら...(またすぐ思いつきで変更するのですか井ノ上さんは。と思いが込められていたかもしれません。)
外装フィルムの裏面の入れ方のイラストなど諸々変更して、2022年2月頃満を持してVFR型のドリップバッグを発売開始しました。
VFR型ドリップバッグ販売後まもなく
はい案の定、入れ方が難しくなったとのお声を多数いただきました。
ご意見としては
・お湯を注ぐと傾きます
・傾いてこぼれます
・なんかやりにくいです
が多かったです。
スタッフが言いました。
「皆さんドリップバッグに慣れてるから、そんなに入れ方のイラストは見ないんですよ。簡単だって思い込みもありますし。
だから従来のようにパッと開いてセットするので、3点きっちりセットするのはなかなかハードルが高いと思いますよ。」
VFR型には安定感という良さがあるのに、セットの仕方で逆に不安定になるという事態が発生しました。
ドリップバッグの商品ページでも、3点目のココもカップに引っ掛けてくださいねと目立つ色で書いても、全てのお客様の目に止まる訳もなく...。
私はVFR型が悪いとは思っていません。むしろしっかり3点でセットしたら安定感はバッチリです。しかし、以前のX型に慣れているヴォアラのお客様にとっては変わったことで使いにくく感じられたようです。
実際にそういったお客様のご意見は大変貴重なものだと思ったので、このメルマガを書きました。
もちろん中にはVFR型になってよかったと思う方もいると思います。
10人が10人同じ意見はないですから。
でもこれだけ多数のお声をいただくようになりましたので、思い切ってX型に戻すことにしました。
そんなこんなで、これからまたX型のドリップバッグに戻ります。
X型のドリップバッグは特に縦長になりますので、カップに粉が浸かりますが、4分ぐらいで抽出して引き上げてもらえたら大丈夫です。
むしろコーヒーをお湯に浸ける方がヴォアラの豆には向いています。
それともう一つ、外装フィルムの関係上、しばらくはVFR型とX型が混在します。ご了承ください。徐々にX型に切り替わっていきます。
ちなみに2023年は28万2千個のドリップバッグを製造し販売しました。
単純に考えて約28万杯飲まれたということで...
皆さんありがとうございます!