デカフェコーヒーってどうやってカフェインを抜くの??
ヴォアラ珈琲で販売しているデカフェのコーヒー。
以前は月2回ほどの焙煎で限定だったのですが、今は定番化して常にラインナップに上がるようになりました。
これも最近お客様がデカフェのコーヒーをお求めになっているからかと思います。
私たちは、メキシコのDescamex社によってマウンテンウォータープロセスでカフェインを除去された生豆を買い付けています。
この製法の特徴は、化学的な溶媒を一切使用せずに安全にカフェインを除去を行うシステムだという点です。
生豆の持つ本来のアロマフレーバーを保持していますので、風味特性の生きた美味しいコーヒーを仕上げる事が出来ます。
カフェイン除去率は99.9%です。
マウンテンウォータープロセスによるカフェイン除去方法
- 水の中に生豆を漬ける。
- 生豆からコーヒーの成分が水に溶け出す。もうこれ以上は水に溶け出ない飽和状態になる。
- 生豆を取り出し、先ほどの飽和液をカフェインだけを取り除く特殊なフィルターに通して、カフェインだけを取り除く。
- カフェイン以外の成分が残った状態の飽和液に、先ほど使った生豆とは違う新しい生豆を入れる。
- 飽和液は既にカフェイン以外の成分でいっぱいなので、生豆からはカフェインの成分だけが水に溶け出す。
なお、デカフェの豆をいつもの様にペーパーフィルター用に挽いてドリップするとお湯が落ちにくい、ドリップし終わった後が泥状になっていることが多いです。
これは生豆を水に漬けたりなどの様々な工程を経てきているので、生豆自体が脆くなっているからと考えられます。
脆くなっている分、挽いた時に細かくなる傾向があります。
ですので、ヴォアラ珈琲ではペーパーフィルターよりも粗い中挽き(ステンレスやメッシュフィルター用)で提供しています。
ご自宅で挽く方は、少し粗めに挽いてみてください。