シルバースキンと言うとかっこいいけど
皆さんは豆を挽いた時に出る微粉は気になられたことはありますか?
以前お客様から豆を挽いたら木のクズの様なものが出るけど、 飲んで大丈夫ですか?とお問い合わせをいただきました。
結論から言いますと飲んでも問題ありません。
微粉の正体はシルバースキンと言いまして、コーヒー種子表面の薄皮のことです。
内側にもあります。
外側の皮は焙煎で焼けて取れますが、 内側の皮はどうしても残ってしまいます。
私は自分なりにこれを踏まえて、飽きのこないコクの手助けをするように焙煎しています。
これもコーヒーの一部として捉えていただきたいと思います。
静電気でミルに付着するのを抑える対策
微粉が出るのはわかっていますが、やはり静電気などでミル周りに付くのが私も気になることがあります。
そんなときに私がしていることですが、挽く前に豆を、水で濡らしたスプーンの柄で2、3回かき混ぜます。
豆にほんの少しの水分をつけてから挽くことによって、驚くほど微粉が付着しなくなります。(なぜ柄かと言うと、ごく少量の水分でいいからです。水のつけ過ぎにはご注意ください。)
以前はスプレーボトルに水を入れてシュシュッと吹きかけていましたが、水を入れ替えたりなどの管理が大変でやめました。
この方法はシルバースキンを取り除くと言うより、ミルに微粉が付かない対策です。
ほんの一手間ですが気になる方には試していただきたい方法となります。