実は美味しさのポイント！コーヒーの酸味について
よくお客様から「酸味のないコーヒーはどれですか？」と質問をいただきます。
コーヒーによっては比較的酸味が少ないものもありますが、基本的にスペシャルティコーヒー（高品質のコーヒー）には酸味は必ずあります。
カッピング（テイスティング）の際には酸味の質をみる項目もあります。
しかし、カップ・オブ・エクセレンス（国際品評会）などでもとても重要な評価項目になります。
酸味の中でも、
- オレンジやレモンの様な柑橘系の明るい酸味
- ブルーベリーやいちごの様なベリー系の甘酸っぱい酸味
- モモやアプリコットの様なストーンフルーツ系のやさしい酸味
- りんごの様な爽やかな酸味、ぶどうの様な少し渋みのある酸味など...
とても細かく評価します。
それぐらい、良いコーヒーに酸味は欠かせない成分なのです。
では、嫌に感じる酸味の原因はなんでしょうか。
それはずばり、酸化して劣化した味です。
焙煎して日にちの経ったものであったり、挽いて粉にして時間の経ったコーヒーはすっぱくて嫌な酸味が出てしまいます。どんなに良いコーヒーでも、古くなれば美味しさはなくなります。
コーヒーを美味しく飲むコツ
- 新鮮な良いコーヒーを選ぶ。
- 豆のままで購入して冷凍保存。
- いれる直前に挽く。
以上３点です。
「自分は酸味が苦手」と思っている方、ぜひお試しください。
新たなコーヒーの扉が開くかもしれません。
最後にスペシャルティコーヒーの言葉です。
「際立つ印象的な風味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で終わり、質の良い爽やかな酸味の印象が、永く尾を引いて一本の筋でずーと長く続いていくこと。」